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こんにちは。《艦長》Allanです。日々のできごとや好きなものなどについて語ります。


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パディントン

 「くまのパディントン」のシリーズを7巻まで読んだ。
 <暗黒の地ペルー>からイギリスにやってきたママレード好きのクマの物語。パディントン駅でブラウン夫妻に出会い,名前をもらって家族の一員となるのだ。クマが家族にいて,楽しく生活できるというのは,とても面白いことだと思う。近所の商店街でも,人気者。
 そしてパディントンの親友,骨董屋のグルーバーさんが,本当に素敵な人だ。ココアと菓子パンで11時のお茶をするという習慣も素晴らしい。
 この物語では誰もパディントンを馬鹿にしたり,半人前あつかいしたりしない。しかもパディントンはれっきとしたイギリス紳士,礼儀正しいクマなのである。ただ,パディントンの前足にかかると,普通ではないことがかならずおこってしまう。誰かが怒ってしまうようなことや,ぐっちゃぐちゃのしっちゃ化めっちゃかになることも多い。でも,何故かいつもそうした事故がおこっても,うまい具合に収まるところに収まって,むしろとても素晴らしい出来事となって,エピソードがしめくくられるのだ。
 読んでいて,とても幸せな気分になれた。パディントンの前足は,魔法の前足だ…と思った。たとえ,ママレードでひどくべたべたしていても。
by captain1701 | 2004-12-16 18:13 |